定番のエルボーパッチ・カーディガンです。
秋にもってこいの黄土色のボディと、それに馴染む赤茶色のパッチ。コーディネートの色合わせによっては春でも着れると思います。
凄く良い色の組み合わせです。
白いシャツにこのカーディガンを羽織り、茶系やカーキ色系のパンツを合わせて、パッチと同じ赤茶色の革靴を履く。
というのが理想のコーディネート。
エルボーパッチ・カーディガンは定番ということもあって様々な素材感でリリースされていますが、こちらはコットン100%のもの。
ウール100%の方が暖かく、コットンのように生地が伸びてこないので長持ちしますが、マルジェラで特有のトロトロした肌触りのコットンも捨てがたいです。
11ssのものですが、(僕が知る限りでは)今までリリースきた中で唯一、スクエア型のパッチが採用されています。
しかも、珍しく牛革のパッチです。
(ブランド名が「マルタン・マルジェラ」だった時代は、定番ニットを含めて羊革パッチが採用されることが多かった気がします)
牛革といっても羊革のように柔らかい仔牛革(カーフ)が使われていて、肌触りも良いです。
以前紹介した「メゾン・マルジェラ」の16ssエルボーパッチ・カーディガンも牛革でしたが、分厚く硬めのものが採用されていました。
ちなみに、この上の写真が16ssのもの。
同じ牛革でもだいぶ素材感が違うのが分かると思います。
お馴染みのハンマースリーブ仕様になっています。
この仕様で得られるシルエットと肩周りの動かしやすさは本当に気持ちが良い。
今後も再リリースされることは無さそうですし、可能な限りこの仕様のものを集めておきたいと思っています。
分厚く透明感のある牛ホーンのボタン。
前も書きましたが、近年のマルジェラからリリースされるカーディガンのボタンと比べると、こちらの方がクオリティが高いと感じます。
(単純に好みによる偏見かもしれませんが)
ちなみに、16ssのボタンがこちらです。
07ssリリースのものもそうでしたが、トロトロと柔らかく、非常に肌触りの良いコットンが使われています。
これがたまりません。
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最後に、今回の記事で取り上げたエルボーパッチ・カーディガンの画像を並べてみました。
07ssのもの。
11ssのもの。
16ssのもの。
ハンマースリーブ仕様の有無でもちろん変わりますが、それを抜きにしても、なんとなく全体のシルエットに違いがある気がします。
(使用歴の差による生地の伸び縮みの違いでしょうか?16ssのものはウール混という違いもありますが。)
これも前にも書きましたが、マルジェラは定番アイテムでも少しずつ違いを出してくるので困ったものです。