AIDS-Tシャツと言えば、マルジェラの最も代表的なアイテムの一つ。
僕も何枚か持っていますが、今回はAIDS-Tシャツそのものではなく、そのポスターの紹介です。
このポスターは、2008年頃にマルジェラのニューヨークオフィスで開催されたAIDS-T展示会(関係者向け?)に飾られていたものだそうで、前オーナーが現地マルジェラスタッフに無理を言って譲ってもらったそうです。
僕自身も無理を言って譲って頂いた、手持ちのマルジェラアイテムの中でも貴重な一品です。
ちょうど2008年発刊のCREAM issue.09にはこのポスターと全く同じAIDS-Tの写真が掲載されています。
ちなみに、2010年に日本で開催された日本語AID-T展示会のフライヤーにも、このポスターと同じ写真が掲載されています。
ポスターは、一般的なクルクルと丸まってしまうツルツルの紙質ではなく、厚めでしっかりとしたマットな紙質です。
しかも、配色に合わせて1枚1枚少しずつ紙質を変えるこだわりよう。
写真では実物か否か判別しにくいほどプリントのクオリティが高いです。
ポスターは全22種あります。
まずはAIDS-Tのイントロダクションポスター。
5W(Who, What, Why, When, Where)を漏れなく使った説明に、何処か知的な雰囲気を感じます。
2010年頃から数年間、日本語・フランス語・中国語のAIDS-Tシャツがリリースされ、各地で展示会も行われていましたが、同様の説明文が掲示されていました。
ただし、このポスターでは「When」と「Where」の書きぶりが若干異なっています。
特に「Where」では、2010年以降の展示会で記載の無かった「MADE IN ITALY」が残っています。
イタリア製のAIDS-Tシャツは2004年頃までのはずなので、このイントロダクションポスターは2004年以前に作られたのでしょう。
YouTubeに2011年に開催されたAIDS-T展示会の動画が残っているので、興味のある方はご覧ください。動画の中に上述の説明文も出てきます。
それにしても、AIDS-Tシャツを着こなしているおじさま方、カッコ良すぎです。
こんな風にさらりとAID-Tシャツを着こなせるおじさまになりたいものです。
説明文の最後には「Maison Martin Margiela」のスタンプが後押しされています。
イントロダクションポスターを除いたAIDS-Tポスターは全21種あります。
94aw(カーキ×黒)
95ss(白×黒)
97aw(赤×黒)
98aw(茶×白)
00ss(赤×白)
00aw(カーキ×ブルー)
01aw(エクリュ×黄色)
02ss(ネイビー×ピンク)
02aw(灰×黒)
03ss(緑×白)
04ss(カーキ×ターコイズ、ベージュ×オレンジ)
04aw(黒×金)
05ss(ベージュ×白)
05aw(青紫×白)
06ss(白×水色、紫×オレンジ)
06aw(黒×紫)
07ss(オレンジ×黒)
07aw(黒×黒)
08ss(霜降りグレー×白)
ポスターとして使われたこともあってか、全体的に映える色の組み合わせが多い印象です。
黒い文字でメッセージ性の高いもの好きですし、コントラストがつくような文字×ボディの配色もAIDS-Tシャツの魅力だと思います。
文字とボディが同系色なら着やすいですしね。
皆さんはどの配色がお好きですか?
壁一面に飾ったら凄く雰囲気が出ると思いますが、22枚ともなるとフレーム代も馬鹿になりません。
未だに22枚を飾りきることができていないです笑
もちろん、フレームは白で決まりですね。
(実際、展示会では白いフレームで飾られていたそうです。)