マルジェラの中でも欲しいと思っていたアイテムの1つが、このアーティザナルラインの再構築デニム・ボストンバッグです。
03ss当時にどれくらいの数が出ていたのか、どれくらい人気があったのかは分かりませんが、Googleで検索をかけても中々画像が出てこないアイテムで、セカンドマーケットでは当時の定価を大きく超える額で取引されているようです。
元は古着のデニムパンツですから、原価を考えてしまうと、マルジェラ大好き人間以外にとってはちょっと異常な値段ですよね。
マルジェラのアーティザナルラインでは様々な古着が使われますが、その中でもデニム生地で再構築されたアイテムは特に惹かれるものがあります。
敢えて生地を割いたり、裏返したり、ポケット跡をデザインとして使ったり…と、マルジェラお得意の特徴が良くでているからでしょうか。
当時のメンズノンノにも濃い藍色のものが掲載されています。当時は定価87,000円だったようです。当時から結構高めの値段設定ですね^^;
(とはいえ、定番のセーラーバッグも近頃は100,000円を超えているようなので、それと比べれば、人によっては安く感じるのかも)
写真から分かるように、このボストンバッグ、結構大きいです。
正直に言って、普段使いには向いていません。
この個体はデニムの色が濃いということもあり、生地はある程度固さを残しているのですが、色落ちの強い生地の薄くなった(柔らかくなった)個体は形崩れしやすいと思われます。
内ポケットも実質無いに等しいので、大きめのポーチを使って形を整えてあげる必要ありです。
旅行バッグとして丁度良いくらいの大きさで、小旅行なんかで使うことが多いバッグになっています。
メンズノンノに掲載されたものほど濃くはありませんが、綺麗な藍色が残っている良い個体でした。ほど良いコントラストもあって、好みの色合いです。
欲を言えば、もっとポケット跡が残った生地を使った個体だと良かったのですが。
かなり個体差が大きいアイテムですが、そもそも市場に出回ることが少ないので、好みの色合いで手に入ったのはラッキーでした。
セカンドマーケットなんかで見ていると、色落ちした個体が多い印象です。色落ちした個体はポケット跡がふんだんに使われている個体が多く魅力的。
ハンドル部やジップ部に使われた革は硬くてかなり丈夫です。
一度クリーニングに出して水洗いしてもらっていますが、ほとんど色の変化もありません。
ハンドル取り付け部の金具(上の写真1枚目)は手に取るまで心許ないなと思っていましたが、細いながら結構強度はありそう。
生地に縫い付けられた可愛い梨型のパッチはお気に入りポイントの一つです。
以前にセーラーバッグの時も紹介しましたが、バッグは二重構造になっていて、内布を取り出せます。
ちょっとしたことですが、中にどうしても溜まる埃を掃除するときに便利です。
マルジェラ のバッグはこの仕様が基本なのでしょうか?
タグは内ポケット内部に縫い付けられています。このポケットはカード数枚が入る程度の容量なので、ほぼこのタグ用と考えて良さそうです。
アーティザナルということもあり、MADE IN FRANCE です。
アーティザナルラインは基本的にフランス製という認識ですが、そうでない場合もあるのでしょうか?
素材はデニム生地なので当然ながらコットン。
洗濯表示上は洗濯不可となっていますが、革やデニムの風合い変化を許容すればクリーニングは可能です。
余談ですが、マルジェラ 04ssの再構築デニムスウェット、masao shimizu の再構築デニムパンツ、laila tokioで購入したLITMUSによる藍染ジャーマントレーナーに合わせれば、全身デニム系コーディネートを完成することができます。
当然、実際にやるかどうかは話が別です。