マルテン・ブログ

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気に入ったものを自己満足で挙げていきます。

Maison Margiela ⑭ 16ss イングリッシュリブ・コットンニット

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16ssのコットン100%ニットを購入しました。
 
春夏に向けて使いやすいコットン素材かつラグランのシンプルなニットです。
首元のかなり高い位置までラグランがきていること以外は大きな特徴がありませんが、生地感が面白いニットです。


年明けの16ss展開したてのころに目にとまったものの、既にサイズが完売状態。
もともと日本への入荷量が少ないとの店員さんの言葉のとおり、探せる範囲では取り扱いがなかったので縁がないと諦めていました。

店員さんから再入荷したとの連絡を頂いたので思い切って購入してみました。

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緩く細かく編んだリブ編み(イングリッシュリブ編みというそうです)の生地に惹かれました。

一般的なガッチリ編まれたコットンよりも伸びへの負荷が少なく、洗濯で水を含んだ際ももとのかたちに再生し易いとのこと。(これは生地を伸ばしてみて実感できます。)
袖口と裾部分はこの編みを更に細かくしたものなのでより丈夫だそう。

春夏にかけては特に汗をかきやすい時期になりますし、複数回の洗濯に耐える力は欲しかったのでそういう意味でも期待しています。
マルジェラにこういう部分を求めるのも違う気がしますが。

追記
実際、洗濯には強いようで、手洗い後も毛羽立ちはなく、洗うことでコットン特有の伸びも解消されます。
毛羽立ちや毛玉も殆どでてきません。かなり水分を吸うので、洗濯後に乾かすのが大変ですが。

追記
17awで同じイングリッシュ・リブ編みのウール100%ニットが出ているようです。価格は+2万円ほど。




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肩部分のみリブ編みの方向を変えているので、これが補強になって肩部分の生地がズルズルと落ちてきません。この程度の工夫で?と思うかもしれませんが、意外と効果があるようです。


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細かく編んでいるためか糸の量も多くそこそこ重いのですが、着てみるとあまり気になりません。
首回りの生地のつなぎ合せが若干チープな感じなのが残念。製造過程の問題なのでしょうけれど、なんとなく目につきます。


シルエットはタイトめ。先に書いたように肩がズルズル落ちてこないこと、緩い伸縮による身体への適度な張り付きでダボつきが出ない分、シルエットは綺麗です。このニットの最大の魅力だと思います。(ただし、体型は少々浮き出てしまうかもしれません。)

重い生地と書きましたが通気性はそこそこあり、爽快感は損なわれていないので夏前までは活躍してくれそうです。

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リブ編みは横方向によく伸びるため、肩部分はリブの溝があらわれ、胸部からのフロント部は持ち前の密な編みで溝が隠れます。
伸びの違いで表情の現れ方が変わるので、光を吸収する濃紺と合わせてこの生地感が引き立つと勝手に思っています。

そこまで見る人もいないし、見る必要もない、どこまでいっても自己満足にしかなり得ないのですが、変に拘ってしまいます。


パッと見はどシンプルなニットなので、注文したmasao shimizu 16ssの再構築デニムとも相性が良さそうです。