マルテン・ブログ

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気に入ったものを自己満足で挙げていきます。

TenC 17aw ストレッチウールブレンド・ニット

 

 
 

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以前から気になっていた「Ten C」。
知ったのは確か4年程前だったと思います。以前紹介したこともある渋谷のショップseven by sevenで店員さんが「これから日本に入ってくるTen Cっていうブランドチェックしてみてください」と言ってくださったのがきっかけでした。
ハイスペックな素材使いと丈夫な縫製で今となってはあまりに有名になってしまいましたが、当時はアノラックくらいしか展開がなく、さすがにそこまでハイスペックなアノラックはいらないかな~なんて思っていました。(値段も15万円近くしますし。)
 
今季17awでアノラックよりはお手頃なニットが初リリースされるとのことで購入してみました。購入したのはダークネイビーでサイズは46。
 
(実はブラックの購入を検討していたのですが国内では取扱がほとんどないようで、お世話になっているショップへ取り寄せしてもらえないかお願いしたところ、イタリア本国に問い合わせても全カラー全サイズ在庫がないとのことでした。)
 
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個人的には、「Knits」としか表記のないリボンタグから、あくまで「ニット」を突き詰めようとするTen Cの思いが伝わってくる気がします。
 
分かりにくいのですが、もう一つのタグにあるように、このニットはロロピアーナの生地(糸?)が使われています。そのためか、考えられないくらいモッチモチの肌触りです。厚手のニットには珍しく光沢もあり、流石という感じ。
 
このニットは作りやシルエットに特徴がありませんが、この肌触りからくる着心地の良さだけでも買う価値があると思います。
 
 
 
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素材構成は羊毛83%、ナイロン14%、ポリウレタン3%という構成。
ポリウレタン系は加水分解などもあるということで敬遠する方もいるかと思いますが、このニットは「ストレッチウール」の名を冠しているだけに、こういった素材構成になったのでしょうか。

毎回思うのですが、ポリウレタンってどの服でもせいぜい数パーセントしか混ざっていないのに存在感がありますよね。素人ながら凄いなと思います。
 
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袖口や裾のリブ部分の長さは短めなので、ビロビロと伸びたりせず、耐久性もありそう。
ストレッチ性もあわせて、袖がズリズリと落ちてこないので非常にストレスフリー。
また、個人的にラグランのニットというのは着ていてラクなので、その点でも評価が高くなります。
 
このニットで唯一のシルエット的特徴としては首元の詰まり方くらいでしょうか。

厚手な分、多少ぷっくりとしたシルエットになってしまう点が唯一欠点と言えますが、寒さには敵いません。
 
 
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真冬の本当に寒い時期はアンデルセンアンデルセンのニットを着ていますが、元ネタが漁師のニットなだけに、生地がしっかり固くまさに「真冬の外仕事用」という感じ。
柔らかさと肌触りはTen Cの方が段違いに良いので、普段使いとしてはこちらに軍配が上がりそうです。
 
柔らかい生地でどうしても毛羽立ちは出てきますが、洋服ブラシで整えながらTen Cが理念として掲げているように一生着てやりたいと思います。