写真追加
定番アイテムのエルボーパッチスウェットを購入しました。15ssのもので、「マルタン・マルジェラ」として最後の春夏コレクションだったと思います。
カラーはダークネイビーメランジ。自分はこの「メランジ」に弱いようです。
素材は(レーヨン 50% 、ウール 20% 、コットン 30%)。
レーヨンはシワになりやすい、洗濯で縮みやすいなど、取り扱いが面倒なので、本当は扱いやすそうなコットン100%の定番スウェットを検討していました。(以前にレーヨン素材の服を洗濯してシワシワにしてしまった経験あり)
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●レーヨン(ビスコース)
木材パルプから作られる化学繊維。レーヨンの主成分はコットンなどと同じセルロースであるため、基本的にはコットンと性質が似ており、吸湿性は高い。
レーヨンは「光る糸」という意味。ビスコース法で生成されることからビスコースとも呼ばれる。 絹(シルク)を人工的に作り出そうとして生まれたとのこと。長繊維のレーヨンは絹のような光沢とドレープ性がある。
※出典:「服地の基本がわかるテキスタイル事典」
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しかし、店頭で見てみるとレーヨンと思われる紫がかって光る糸が編み込まれ、黒っぽい糸と混ざってとても綺麗。(分かりやすくするために太陽光に当てて撮っており、実際の色合いは下の写真に近い)
加えてウールも入っているため、コットン100とは違った風合いがあります。
洗濯は面倒ですが、羊革のエルボーパッチもあるのでどちらにせよクリーニングに出すので良しとします。
参考程度に部屋の光で撮った写真も。光量が足りないためか、黒っぽく見えます。(こちらの色の出方が実物に近い。)
こんな誰も気づかないような細かい拘りに定価60000円の価値があるのか、と問われれば無いような気もしますが、個人的には他には滅多に見られない表情の生地に満足しています。
追記
黒やそれに近い濃紺のコート(自分の場合はマッキントッシュのコート)と合わせると、光沢のある生地感と色合いが引き立ち、凄く良いです。
追記
秋冬には多めの頻度で着用しますが、パッチは問題なし。よっぽど臭いがついたり汗をかかない限りはブラッシングとリフレッシュミストで対応し、季節が終わる頃にクリーニングに出しています。
着用に伴う目立ったダメージはありませんが、生地表面のレーヨンと思われる糸は少し毛玉化?フェルト化?しています。元々綺麗な生地なので、味が出てよいのですが、もっと頻度少なめに着るべきなのかもしれません。クリーニングで毛玉とりをお願いした結果、ほとんど目立たなくなりました。