マルテン・ブログ

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気に入ったものを自己満足で挙げていきます。

Martin Margiela ⑩ 11ss コットンパンツ

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*2016年12月に掲載した記事の、写真や文章を更新して再アップしています。

 

こちらは2011ssのもので、定番のマックイーンパンツやアナトミックパンツとはまた違った、唯一無二のシルエットのパンツです。

 

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残念ながら2011ssシーズンしか?リリースされなかったモデルだと思いますが、個人的には名作だったので色違いで三本所有しています。

追加:シーズン違い?でレーヨン・ウール混素材のものもリリースされているようです。

 

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2011ssは本格的にマルジェラにのめり込むきっかけになったと言って良いシーズンで、記憶に残っています。

レザー製のショッピングバッグや、極太のリラックスジョギングパンツなんかもこの時期に出ていました。

 

www.youtube.com

コレクションショーも印象に残っています。

ビデオに写ったモデルと実際のモデルを対比させたプレゼンテーション形式のショーは斬新に感じました。

 

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さて、アイテムの話にもどります。

このパンツは独特のシルエットを出すためか、とにかく生地の切り替えが多いのが特徴です。

 

フロント部は膝付近で切り替えがはいっており、膝から裾にかけて急激にテーパードがかかっているのが分かると思います。(生地が台形のカタチをしていますよね。)

 

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アウトサイドは、腰から裾までひとつなぎの生地による切り替えが入っています。

これは、フロント部の生地の切り替え(また、それによる特徴的なシルエット)に追従させるためだと思われます。

 

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やや分かりづらいので図示してみました。

改めて全体を見ると、太もも付近で膨らみがあり、そこから急激にテーパードがかかっているのも分かると思います。

 

分かりやすいデザインとしての生地切り替えではなく、独特のシルエットを生み出すための切り替えなのでしょう。

 

エストが余る関係でマルジェラのパンツはサイズ44が基本なのですが、このパンツはサイズ46も履くことができます。

むしろ、少しゆとりのあるサイズ46の方が独特のシルエットが強調されるのでベターでしょうか。

 

カーキ色はサイズ44、ブラックとブルーはサイズ46を購入しています。

 

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ちなみに、フロントにベルトループがありますが、サイド・バックには一切なく、ベルトを巻くことができません。

ループはポケットから繋がるように付いていることからも、デザインとしての役割だと思われます。

 

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一番はじめに手に入れたブルーカラーは、当時、表参道のEditionで購入したものなのですが、今でも試着室でサイズ44と46どちらが良いか悩んでいた記憶が呼び起こされます。

店員さんにも随分と相談しました。

 

気に入って良く履いていたために膝部分の色落ちなども目につきますが、思い入れもあり手放すことができません。

 

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カーキカラーの着画です。

ジャストサイズの44なので、やや分かりにくいかもしれませんが、独特かつ綺麗なシルエットが伝われば幸いです。