最近になってvisvimのアイテムをいくつか購入しています。
正直なところ、visvim特有の敢えてのムラ染め・ダメージ加工はあまり好みでは無く、そのイメージが先行していることもあってアイテムをこれまで殆ど手に取って見ることもしていませんでした。
そんな先入観がある中で、ふと入ったF.I.L店頭で実物を見ていくと、このブランドの独自性や拘りを感じるようになり、試着する中でいくつかのアイテムを購入するに至っています。
そう言えば、初めてvisvimのアイテムを購入したのもF.I.L店頭で試着したことがキッカケでした。visvimのアイテムは直に見て着てみないと魅力が分からないところがあるかもしれません。
今回購入したのは、ウール・リネンのチュニック、あるいはシャツ。
このチュニックはvisvimの定番の型でこれまでもリリースされているようですが、ウール素材のモノは今季が初めてのようです。
大胆な柄プリントは僕には珍しいチョイスです。
ただ、左右対称のバンダナデザイン、真っ白ではなくオフホワイトでプリントされているなど、大胆ながらも馴染みが良く、悪目立ちしません。
夏はこれくらいの遊びをきかせて乗り切りたい気持ちがあります。
ウール74%、リネン26%の生地は非常にドライタッチで、とにかく快適な着心地。夏にピッタリです。
リネン単体の肌触りや、シルエットの出方(しなやかさが無いこと)は個人的に苦手で、これまでリネン混というだけで敬遠してきたのですが、大胆な柄に惹かれて試着したところ、とても着心地の良いモノでした。
ウール素材がメインということもあってか、リネンだけでは成し得ない、しなやかさと肌触りの良さがあると思います。
ニュージーランド産の上質な細番手ウールを使用しているとのことで、本当に肌触りは良いです。
日にかざすと少し透けるくらい軽やかで薄い生地ですが、中にTシャツなどを着ていても変な透け方はしません。
裾付近にはスリットが入り、パンツのポケットに手を入れた時にいい具合に生地が持ち上がります。
裾部分は生地が切り替えられていて、バンダナを二枚重ねたようなデザインになっています。
首元はシルクとレーヨン素材で切り替えてあります。
細かなところですが、首元で直に肌に当たるこうした部分で素材に拘るあたりは流石だと思いました。
金属製のコンチョボタンはブランドのオリジナルだそうで、小さいながらも存在感があると思います。
可愛いですよね。
(ただし、金属製ということもあって、引っ掛ける紐が後々ボロついてきそうな気もします。)
袖口のボタンも牛骨素材のオリジナルとのこと。
生地と良くマッチする、マットかつ微妙にムラのある風合い高いボタンです。
どこかの記事で、visvimは釦専門のデザインチームがいると見た気がしますが、確かに拘りを感じました。
上の着画はCIENTOさんからお借りしてきたものですが、着てみると馴染み良く、身幅のあるシルエットと、生地感がよくマッチしていて、個人的にはカッコイイと思います。
僕は174cm, 59kgですが、サイズ2で上の着画とほぼ同じサイズ感でした。
実は22ssでもう一着、コートを購入しているのですが、こちらはまた秋口に紹介したいと思っています。