仕事用のローテーションにも組み込んでいるジョンロブのシティ2。
シティ2は時代違い(えんじ色箱、黄色箱)で2足持っていますが、こちらはえんじ色箱時代のものです。(なお、記事内の写真はケア直前に撮影したものです。)
購入してから数年。梅雨や冬季、雨の日を除いて、おおむね週に一回程度履いています。
それなりの頻度で履いていますが、クラックや裂けに発展しそうな気配は全くなく、きめ細かい皺のままです。
フィリップ2の記事で書きましたが、ジョンロブの7000番ラストDウィズは僕の足と相性が良いこともあり、変な皺が入りにくいのかもしれません。当然ですが、ちゃんと足に合っているか否かは重要ですね。
履き込むことで確実にフィット感は増しています。(履き始めの10分程度はキツイ感じがしますが、それを過ぎると吸い付くようなフィット感が出てくるから不思議です。)
光沢も落ちておらず、状態は悪くはないと思います。強いて言えば、やや乾燥気味でしょうか。(個体としての特徴なのか、他の靴と比べても乾燥しやすいように感じます。)
左右差もほとんど出ていません。
この靴はそれなりに気をつけて履いていることもあり、目立つ傷もなく綺麗と言っていいと思います。
なお、多少の傷(表面のみの深くない傷)は、豚毛のブラシでしっかりブラッシングすると消えるように目立たなくなります。
このあたりは流石と言っていいのでしょう。
基本的にケアはBrihtHのThe CleanerとThe Cream(ニュートラル)のみを使用しています。ちなみに、この靴に限らず僕はワックスを使うことがほぼありません。
以前はコロニルのシュプリームクリームも使っていましたが、The Creamの方が水分を補充できている感覚があったので当分はこのまま様子見する予定です。
ケアする上で最近意識しているのはこの「水分補給」です。
今までそれなりに多くのクリームを使ってきましたが、水分補給をしっかりできるクリームは少ない印象です。逆にワックスやロウの成分が多く、革の硬化につながっている感覚がありました。(素人の個人的な感覚でしかありませんが)
また、ケアのタイミングも考えるようになりました。
以前はキッカリ2ヶ月毎に行っていましたが、「それって革の状態に不感症の思考停止だな」と思ったこともあり、今は履き心地・ブラッシングしたときの感覚・革の触感、臭いの具合など、革靴から伝わってくるものから自身でケアのタイミングを判断しています。
ケアのタイミングに関しては、生活環境や使用頻度、靴の個体差などの変動要素が多すぎるので誰も正解・不正解は語れず、結局のところ結果論の自己満足にしかならない気がしますが、
それでも、意識するとしないとでは後々に差が出てくる気もしています。
というよりも、単純に色々と意識をめぐらせることが楽しかったりします。
これからも経過報告していきたいと思っています。