マルテン・ブログ

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気に入ったものを自己満足で挙げていきます。

masao shimizu 16aw 不揃ヘリンボーンシャツ



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マサオシミズの不揃ヘリンボーン・シャツです。
一見してただのホワイトシャツですが、こだわりがこもっているのが分かります。

サイズは2を選びました(174cm、60kg)。ジャストサイズです。
展示会では同じシャツ型で古着リメイク版もありましたが、俄然こちらの生地感に惹かれました。
洗いがかかるにつれ、少しずつ柔らかく、こなれてくるようなので楽しみです。綺麗すぎないカジュアルな感じがとても好みです。
(展示会では洗い1~3回のものが展示されていました。それぞれ感触がだんだん粗くなりヘリンボーンがだんだん目立たなくなるようです。同じホワイトシャツでも、アーム部分の生地を切り替えたバーションもありました。)

追記
このシャツを着ていたら「シーツ!シーツでできてるんでしょ」と言われました笑 マトを得ている気がしますね。洗った後はまさにシーツです。
一度洗濯しましたが、結構シワシワになります。元々紙みたいな質感なこともあり、風合いはでますが、個人的にはアイロンで伸びていてもかっこいいとおもいます。




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正直に言って写真で伝えるのは中々難しい生地です。
生地としてはヘリンボーンなのですが、幅を不均一にして不揃いにしているので光の当たりかたで見える表情も変わります。
ヘリンボーンが不揃いなので、よく見るとそのズレによってラインが浮き出てきます。
(恐らく伝わらないと思います。マサオシミズ16awのコート(グレー)はそれが特徴的にあらわれているのでそちらを参照するとよくわかると思います。)

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首元にはフラップ?裁ち出し?が付いており、首元は2つのボタンでとまる仕様。
必然的に首元は結構タイトになります。左側の襟は縫い付けられてアシンメトリーになっているので生地とくらべても、こちらは目を引くと思います。コートを羽織ったりして首元だけが見える時にアクセントになりますね。
正直に言ってこのボタンをいちいち締めるのは結構面倒ですが笑。


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ボタンはとても綺麗な貝ボタンです。
左襟に現れる大きな貝ボタンが、アシンメトリーな襟と合ってこのシャツで一番の主張になっています。

本当に贅沢なことをいうと、ボタンはもう少し厚めだとより高級感があって良かった。その分値段も高くなってしまいますけどね。
そもそも首元のボタンはこれくらい薄くないと襟や生地とのバランスがとれないのでしょう。

下の写真のとおり、比翼仕立てになっていることですし。


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前たては比翼仕立てになっています。
実は、キレイ目(ドレッシー?)になってしまう比翼仕立てはそこまで得意ではありません。使い込むうちにボタンの形が生地に浮き出てきてしまう点も嫌です。

加えてボタンがとても綺麗だったことから、展示会でデザイナーさんに比翼仕立てではなく前たては通常仕様にできないか聞いてみたのですが工程上無理とのことでした。残念。


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届いてからマルジェラの定番パッチカーディガンと合わせると比翼仕立ての方がまとまっている気がしたので結果オーライでした。

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