初めて購入するブランド、Nahyat(ナヤット)。
Twitterでフォローしている方々の中で話題になっていたのをキッカケに知ったブランドです。
基本的に秋冬シーズンのニットを中心として、完全受注生産という形でリリースするちょっと変わった販売形態をしています。
糸にフォーカスしたブランドということで、商品タグには糸番手、ゲージ(針密度)、メインの羊品種など、普通はあまり消費者に提示しない情報(消費者が気にしない情報)を明記しています。
糸番手の「3/12」が表す意味とは?
ゲージの「3G」はローゲージなのかハイゲージなのか?
「クランフォレスト」とはどんな品種か?
普段着ているニットはどの程度の重量か?
馴染みのない表示によって、上記のような疑問が湧いてきます。
まさに、ブランドが押し出す「糸を嗜む」キッカケになるのではないでしょうか。
素人ながらも最低限の知識は欲しいので、前から糸に関わる書籍も少しずつ買い足していますが、奥の深さが凄いです。
とても素人が全てを理解できるものではありませんが、知ると知らずとではニットの見方は間違いなく変わると思います。
ちなみに、「羊毛の構造と物性」は相当専門的な内容ですが、左の「メンズウエア素材の基礎知識」は素人にも分かりやすくまとまっているのでオススメです。
このニットの色は「シルバーブラウン」という名が付いていますが、納得してしまう色合いをしています。
直射日光に当てて撮った写真がこちら。
ややブラウンの色が強くなります。
様々な種類の糸が編み込まれていることもあり、当たる光の具合で若干表情が変わるのも面白いです。
生地は厚く、やや硬め。目の詰まったニットなので、ドレープはほとんど出ません。
寧ろ、この硬い感じを求めていたので良かったです。
少々気になるのは、サイズがワンサイズであることと、公式寸法と実物で差があることでしょうか。
公式ホームページで着丈64cmですが、実寸は69cmほどでした。
多少の誤差は気にしないのですが、5cmとなると、少し気になるところです。
身幅は公式サイトのとおり55cm。痩せ型の僕にとっては、やや大きめです。
ただ、昨今はオーバーサイズも定着しているので、他人から見てそれほど違和感気はないかもしれません。
実際、着てみれば身幅の大きさは殆ど気になりませんでした。(174cm, 59kg)
今回初めてNahyatのアイテムを購入しましたが、生地感・色合いは他のブランドにない拘りを強く感じます。
価格も35,000円〜40,000円のものが多く、巷のブランドニットよりはるかに買いやすいのではないでしょうか。
しかも、今回は購入したニットに合う靴下、コロナ蔓延に伴ってオリジナルのマスクも配られていました。(購入者全員に配布頂いたようです!)
こういうちょっとした心配り、嬉しいですよね。
今後も気になるブランドです。
ちょうど今、来季の受注予約受付中なのですが、気になるアイテムが多くて悩んでしまいます。ナヤんでしまいます…